The way he looks vol.41

こんにちは、塩沼亮潤です。
新年ですが、すこし昔の話からしてみたいと思います。
私の知人に、あるリーダーがいました。世の中をよくしていこう、組織をよくしていこうという考えは誰しもが持つと思いますが、彼もそんな熱い志を持つ一人です。
彼の想いに共感して人々が集い、チームができていきます。そのなかで頑張る人もいれば、頑張らない人もいる。しかし、自分はチームとして結果を残していきたい。「どうやったらいいんだろう」、「何でできないんだろう」、常にイライラして、環境をより良いものにしようともがいていました。
そんな彼へ、私はこう伝えました。
環境を変えよう変えようと思っていたら、80、90歳になっても絶対変わらないよ、と。
すべてが100点満点の環境におかれるなんて、この世の中ありえません。
それならば、いま自分に与えられた環境やチームが最高・ベストであると思って、自分自身がまず結果を出せばいい。人を導く、組織を変える、というような傲慢な考えは持たないことです。
自分の心を灯として、その灯の光が大きくなったとき、自分のまわりの闇はすべて消えていきます。心の持ち様ひとつで、自分のいる環境が明るくなったり暗くなったりします。
それを悟ることがいちばんの近道です。
“悟り”というものは、運転免許のように「ここでパスしたら悟りね」というものではありません。どんどん深いところまで悟りの扉を開けていって、自分が変われば、環境が変わる。環境が変われば、どんどんと世界がよくなっていきます。
実は、そのリーダーというのは、若き日の自分自身なのですが…。笑
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